この本、また、借りちゃいました。

やっぱり、面白い。



どこを切り取っても面白いんだけど、前半で特に気に入ったこの箇所を丸写し。

*青字部分は本からの引用。



 つもり、僕らはいつも、妙な癖を持ったこの目で世界を眺めて、

そして、この歪められた世界に長く住んできたから、もはや今となっては

これが当たり前の世界で、だから、これが自分では「正しい」と思っている。

そういう経験の「記憶」が正しさを決めている。

 この意味で言えば、「正しい」か「間違っている」かという基準は、

「どれだけそれに慣れているか」という基準に置き換えてもよい。

つまり、僕らの「記憶」を形成するのに要した時間に依存する。 

     ( 中 略 )

だから、そもそも「正しい」「間違い」なんていう絶対的な基準はないんだ。

 もし自分の個人的な価値基準を、正誤の基準だと勘違いしちゃうと、

それはいわゆる「差別」を生んでしまう。

残念ながら、人間って自分の感じる世界を無条件に「正しい」と思いがちだよね。

この癖には慎重に対処しないといけない。そう、謙虚にならないと。




20170407-DSCF9203 (1)



 繰り返しになるけど、「正しい」「間違い」という基準はなく、むしろ、その環境に

長く暮らしてきて、その世界のルールにどれほど深く順応しているかどうかが、

脳にとっては重要だってこと。

 もう一歩踏み込んで言えば、「正しい」というのは、「それが自分にとって心地いい」

かどうかなんだよね。 その方が精神的には安定するから、それを無意識に求めちゃう。

つまり、「好き」か「嫌い」かだ。自分が「心地よく」感じて、「好感」を覚えるものを、

僕らは「正しい」と判断しやすい。

 実際、普段の生活の中で、だれかに対して、「それは間違ってるよ」っと

偉そうに注意するときって、その「間違ってる」を、「おれはその態度が嫌いだ」

と言い換えても意味は同じだよね。「正しい」「間違い」って、脳にとっては、個人的な、

あるいは社会的な意味での「好意」のバランスの問題になってくるんじゃないかな。






前記事の、自分変えてみるっていうのは、こういう本の影響もあるのかなぁ。

自分が絶対ではない、って思っているから。

みんなそれぞれに自分なりの常識があって、どれも間違いじゃないもんね。



いつもと違うことをやってみるっていうのは、脳にとっては刺激になるらしい。

確か、それも池谷さんの本で読んだと思う。

だから、「いつもと同じ」や、「慣れ」からの脱却(?)、意識してるところはあるなぁ。












スポンサーサイト
読書記録 | コメント(2) | トラックバック(0)

久々の読書記録 2017.02~03

2017/03/18 Sat 23:52




そういえば、最近、読んだ本を記録してなかったな・・・

と、

ふと思ったので、図書館に返す前に写真撮ってみました。



言葉の誕生って???

面白そうだなぁと思って借りてみた本。



image2.jpg



考えてみれば、言葉を話す生物って人間しかいないんだよね?



昔飼ってたセキセイインコは 「 おはよう 」 とか言ってたけど、

んん~、あれは、話してるというより音のマネ?

しかし、言葉を発声できるっていう意味では話してると言ってもいいのか?

わからないけど。



image5.jpg



言葉の元々は、歌からだったんじゃないのかっていう仮説とか。

鳥たちが歌っているのが進化して言葉になったとか、考えると楽しくなるよね。



本当のところはわからないけど、想像して仮説を立てるのは自由みたいな?





畠中恵さんの本。



IMG_2296.jpg



以前、「しゃばけ」シリーズを読んで面白かったので、

この方の本だったら、楽しく読めていいかなと思って借りてみました。



期待通どおり、難しいことを考えずに読めて、とっても良かったです。



image3.jpg





そういえば、今年の目標のもう一つ、『平常心』だったなぁと思い出して、

借りてみた本。



image4.jpg



『平常心』って言葉から、もうちょっと違うことを期待してたんだけど、

今までに何冊も読んできた本と似た傾向の本だった。



何度も読んできたような内容だけど、何度読んでも実践はできてないよね(^-^;



image1.jpg



ではでは。






読書記録 | コメント(0) | トラックバック(0)





いや、難しく考えることはありません。

答を求められて、それが難しい、と考えてしまう理由の第一は、

答える相手がどんな答えを求めているかわからないからです。

正解を見つけなければならないからです。 そうでしょう?

いったい、どんな答を出せばいいのか、わからない。

だから、不安になるのです。

あなたたちは、そんな風に、教えられてきたのです。

けれど、この授業では、どんな質問にも、正解はありません。

だから、あなたたちは、『正解はなにか』と考える必要はないのです。


「 なにをいってもいいんですか? 」


その通り。


(本文から引用)



こんな授業、受けてみたかったなぁ~。



20160910-DSCF6643.jpg



もう長いことブログを書いているのに、文章を書くことが全然うまくならないので、

ちょっと勉強してみようと思い、借りてみた本です。



この本が、メッチャ面白かった。

まぁ、そもそも名文を書ける方法なんてどこにも書いてない。



先生が、自分の気に入った文章を持ってきて、生徒に読ませ、それについて話し合う。

または、生徒にお題を出して何かを書かせ、その文章について話し合う。

この文章の、ここが良くないとか、ここをこう直せば良くなる、とか一切書いてない。



何を感じて、何を言っても自由。

お題に対して、何を書いても自由。



こういうの、好きや~。



私も、大学生になって、こんな講義受けてみたい。



なので、この高橋源一郎さんの本、2冊も読んじゃいました。

先に読んだのがこっちで ↓  あとから読んだのが上の本 ↑ です。



20160910-DSCF6642.jpg





こちらは、普通に文章の書き方の本でした。 ↓



20160910-DSCF6644.jpg



修飾語は修飾される言葉の近くに置くとか、点の位置とか。

例文を上げて簡潔に説明してあって、わかりやすいです。





書き方を勉強しようと思って借りた本たちだったけど、

読み物として面白かった。



特に、高橋源一郎さんの本は、

「 もっと書きたい 」 

「 もっと自由に書いていいんだ 」

「 思いのままに書こう 」

と思わせてくれる本だったな。







読書記録 | コメント(8) | トラックバック(0)

「ギリシャ哲学の対話力」

2016/09/02 Fri 12:45




変なおっさん・ソクラテス。

面倒くさいおっさん・ソクラテス。



「 ソクラテスの弁明 」

なんて面倒くさい本を読んでみようと思ったきっかけは、この本。↓



DSCF6589.jpg



人間として知的であろうとするためには、

つねに自分の存立基礎を突き崩していく勇気が必要です。 

自分の殻を破っていく勇気、

不安や迷いや疑問や矛盾といったものを受け止める勇気を持つ。 

知を愛する姿勢とは、そうした 「 知の勇気 」 と結びついたものです。

        
                          ↑ 本文より引用しました。



めっちゃ共感。

ちょっとニュアンスはちがうけど、私も、

自分とは違う意見や新しい考え方も受け入れていける柔軟性を持っていたい、

と、思っているので、わかるわぁ~って。



この 「 ギリシャ哲学の対話力 」 って本がとても面白くて。

この本の中にソクラテスのことがいっぱい取り上げられていたので、

「 ソクラテスって、どんな人やろう? 」

「 ソクラテスについて書かれた本を読んでみたい 」 と思って図書館で探していたら

あの 「 ソクラテスの弁明 」 ( 関西弁訳 ) っちゅうのを見つけたわけなんですわ。



あの 「 ソクラテスの弁明 」

関西弁訳 が秀逸やったわ~。



哲学の本なんて、

読む気満々で読んでも、日本語が読めんと思っててほぼ間違いないし、

たぶん、意味が半分もわからんやろうって思いながら読んだんやけど、

関西弁のおかげで読めたし、少し多めに理解できた気がする。



この関西弁、ソクラテスの人間臭さとか、温かみとかが感じられてすごく良かった。

他の哲学の本も、この関西弁訳にしてくれんかな。

ソクラテスの本だけでもいいから。



そもそも、 「 聞き方 」 の本を読みたいと思って図書館で探してたんです。

でも、「話し方」の本は山ほどあるのに、「聞き方」の本は全然なくて。

仕方がないので、少しは「聞き方」のことが書いているかなぁ~と期待して、

「ギリシャ哲学の対話力」っていう本を手にとってみたわけです。



そしたら、思っていた以上にこの本が面白くて、ハマっちゃいました。

で、ついソクラテス関連の本を読んでみようかと。



「聞き方」 から始まって、 「ソクラテス」 にたどり着く。

本を読むのって、結構楽しいものですね~♪



読書記録 | コメント(6) | トラックバック(0)



変なおっさん、 ソクラテス ↓



20160830131656c43.jpeg



くどくどくどくど・・・、よくしゃべるこのおっさん、変です。



わかるような、わからんような理屈をこねくり回してしゃべるこんなおっさん、

いややわぁ~、面倒くさいわぁ~。



どんな賢人か知らんけど、

「自分は賢い」って言ってるような、言ってないような面倒くさい理屈。



「 知らないってことを知っているから賢い 」

って、結局、 「 自分は賢い 」 って言ってるやんかぁ~?!



自慢話かぁ~い?!



しかし、このおっさんの言ってること、わかるのはわかる。

無知の知っていうの?

知れば知るほど、知らないことを思い知らされるってことは、あるある。



そもそも、この本を読むまで、ソクラテスが裁判にかけられて処刑されてこと、

知らんかったもん。



これって、常識?

知らない私は非常識?

いやいや、ほんと、世の中、知らないことばかり。



このおっさん、逃げようと思えば逃げられたのに、

「 自分の考えや行いを変えて、カッコ悪く生きるくらいなら、死ぬわ! 」

って、あっさり死刑を受け入れて死んでしまったんだってね。

面倒くさいけど、カッコ良い人やったんかな? 



関西弁訳で読んでしまったせいか、

ソクラテス = 変なおっさん

ってイメージが出来上がってしまったけど、特に問題ないよね???






読書記録 | コメント(8) | トラックバック(0)
 | HOME | Next »