待ちました。



昨年 5/12 に予約して、

「 ご用意ができました 」

のメールが来たのが先月の 2/14  。



「 そのうち順番が回ってくるだろう 」 とのんびり待っていたら、

気付けば、なんと 8ヶ月 も経ってました(^_^;)





やっと来ましたよ、



図書館に予約していた、



村上春樹の、





「 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 」




20140222-P2220183.jpg





何だか、ちょっとだけ、こっちの世界に近くなった?



というのが、一番の感想。





村上春樹の世界って、現実のような、現実ではないような、

こっちの世界のような、あっちの世界のような、不思議な世界。

だけど、何の違和感もなくハマる。



それが、今回はちょっと現実っぽいっていうか、こっちの世界寄りっていうか、

リアル世界の煩わしさみたいなものが、とっても薄っすらとだけど感じられるっていうか。




村上春樹の書く小説の主人公って、

いきなり、そこにたった一人でポツンと存在している、

親とか兄弟とか、生まれて、育って、生きてきた周囲とのつながりが一切なく、

まったくの単体で存在している、

そんなイメージなんですよ、私の中では。

( 私の覚え違いかもしれないけど・・・イメージよ、イメージ )




だけど、今回は主人公の生い立ちみたいなものが、少しだけど書かれてて、

この主人公には、ちゃんと親や家族の存在があるんだなって。

そんな、たぶん話の展開とは関係なさそうなところに感心してしまった。





それから、これも内容とは全然関係ないけど、この本には、 

「 やれやれ 」 って言葉が出てこない!!

村上春樹の本と言えば、当然のように 「 やれやれ 」 という言葉が

主人公の心情として出てくると思ってた(^_^;)



・・・が、今回は出てこなかった。



それと、印象的だったのは、これまたストーリーとはあまり関係ないけど、

嫉妬 という感情を知らなかった主人公が、その感情を激しく体感する部分。



夢の中で、狂おしいほどに愛しい存在がそこにあるのだけど、

その愛しい存在は、 「 心と体、どちらか一方しかあなたにあげられない 」 と言う。

「 あなたが選ばなかった方は、他の誰かにあげなければならないから 」 と。



どちらかを選ぶことなんかできるはずもなく、そこで主人公は

自分が選ばなかった方が他の誰かのものになることを考えると、激しい嫉妬を覚える。

こんな思いをするくらいなら、いっそのことどちらもいらない、とさえ思うが

それもできない。



う~ん、読みながら、私もメチャメチャ悩んで、苦しくなった。



うちの旦那は単身赴任中だけど、毎日、電話やFaceTime、メールで連絡取り合ってて、

気持ちは繋がってると思うけど、中身の存在として手の届くところにいないのはさびしい。

かといって、家にいるのはいるけど、心はここになくて、他の女の人を想ってる、

なんてのもつらすぎる。



どっちも選べん~!!



究極の選択や・・・。





そして、一番共感した部分がここ。 ↓



泳ぐことは身体に蓄積された疲労を和らげ、緊張した筋肉をほぐしてくれた。

水の中に入ると、他のどこにいるより安らかな気持ちになれた。

週に二日それぞれ半時間ほど泳ぐことで、彼は身体と精神のバランスを穏やかに保つことができた。

また水中は考えごとに適した場所でもあった。

それは一種の禅のようなものだ。

いったん運動のリズムに乗ってしまえば、頭の中に束縛なく漂わせることができる。

犬を野原に放つように。




これ、最近、私が感じていることに、かなり近い。

疲れていても、泳ぐと何となくそれが和らぐ感じがするし、

座り仕事による腰痛や体のこわばりも、泳ぐとほぐされる感じがする。



それに、水の中では、自分のはく息のブクブクいう音に神経が集中されて、

禅とか、瞑想に近いような感覚になるんですよ。



だから、たった30分くらいだけど、心身ともにすごくリフレッシュできる。



いや~、同じように感じる人がいるんだね~。


「 そうそう、そうなのよ!! 」 って、嬉しくなっちゃいました(^.^)







・・・ということで、

ストーリーには直接関係内容ないようなことばかり書いてしまいましたが、

ストーリーが面白くなかったわけではないんですよ。




久々の村上春樹ワールド、しっかり堪能しました。



ではでは、このへんで(^^)/~~~

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