FC2ブログ
topimage

2020-08

懐かしい人に会いたくなるものなんだろうか。 - 2015.08.07 Fri




ふぁぁぁぁぁぁ・・・



大きな口を開けてあくびをしていたら、視線を感じた。



あ、見られた?

同級生のSくんに大あくびしているところを見られてしまって、苦笑い。



私の勤める会社と、Sくんの会社は同じビルに入っている。

フロアはちがうけど、ときどき顔を合わせるので、

「おはよう」とか、「お疲れさま」とか、あいさつ程度に言葉を交わす。





「 Tが死んだの、知ってる? 」



「 ええっ?! 」




いきなり、何?

知るわけがない。

そもそも、小学校以来、その名前を聞いていない。



なのに、その名前を聞いて、何の違和感もなく、一瞬のタイムラグもなく、

まるで1週間前に会ったばかりの、身近な人のことのように反応できてしまう。

不思議だ。



Tくんは頭が良くて、運動神経抜群で、優等生、しかも、美少年。

亡くなったと聞いたから、美化しているわけじゃなく、本当にそうだった。

ただし、「僕、勉強が好き!」なんて発言をして、多少まわりから浮く傾向あり。




「 実家を訪ねて来たらしいんよ。 Sちゃんに会いたかったって。 」

「 ・・・。 」

「 それから1ヶ月くらいして、亡くなったって。 結局、会わずじまい。 」

「 ずっと付き合いがあったの? 」

「 いや、全然。 」



エスカレーターを2フロア分上がる間だけの短い会話だから、詳しいことはわからない。

遠方で暮らしていたらしいTくんが、地元に帰って来ていた。

Sくんに会いたくて実家を訪ねたけど会えなくて、その後まもなく亡くなった。



小学校卒業後のTくんのことは何も知らない。

中学校は一緒じゃなかった。

引っ越したんだったか、私立中学へ行ったんだったか、わからない。

とにかく、同じ中学校にはいなかった。



小学校を卒業してから、彼はどんな人生を送ったんだろう。

そして、どんな大人になっていたんだろう。



小説の中だったら、ここから彼の軌跡をたどる旅がはじまりそうだけど、

まぁ、現実にはなかなかそんなことはない。



彼に限らず、あの頃、同じ教室で授業を受けていた同級生たちは、

今ごろ、どうしているんだろう?



地元に残っていて、時おり見かける人も何人かいるけれど、

どこに住んでいるのか、どんな仕事をしているのか、結婚しているのか、独身なのか、

まったくわからない。



たまに、昔のこと、同級生のことを思い出したりすることはあるけれど、

誰かが死んだなんて思いもしない。



そのとき、人は、懐かしい人に会いたくなるものなんだろうか。

TくんとSくんは、特に仲が良かったというわけでもなかったと思うけど、

そういうことではなく、懐かしい人に会いたくなるものなんだろうか。



彼は、どこで、どんなふうに生き、どんな人生を送ったんだろう。

どんな大人になっていたんだろう。

何度も何度も繰り返し考えてしまう。



もう若いとは言えないけれど、寿命が尽きるには早過ぎると思う。



あとどれくらい、元気で動くことができるだろうとは、よく考える。



「 長かよ~ 」 と、うちのじいちゃんは言う。

定年退職して、家で過ごす日々は長い、と。

近所の集会所に行くにも「息が切れる」と言って歩いて行くことができず、

車で送り迎えのじいちゃんは80歳。



私は、いつまで自分の足で歩いてどこへでも行けるんだろう。

いつまで、図書館に通い、本を読むことができるんだろう。

いつまで、ジムに通って、泳ぐことができるんだろう。

いつまで、ご飯を作ったり、洗濯をしたり、掃除をしたり・・・

  いや、家事はできなくなってもいいけど、したくもないけど、

   でも、できなくなったら、できてた頃を懐かしむのかもしれない。



元気で動ける時間は、もうそんなに残ってないような気がして、

なんか毎日焦ってる。



時間が足りない。

やりたいことはいっぱいあるけれど、やらねばならぬことに押しつぶされる。

そんな葛藤も、年齢的なものなのか。



しかし、Tくんはそんなこと思ったのか、思わなかったのか、

私が想像もできないようなことを思っていたのか、

こんなにもはやく、人生を卒業しちゃったんだなぁ。



とりとめのないことばかりが心に浮かぶ。



Tくんのご冥福を・・・と記事を結ぶべきなのかもしれないけど、

そんな言葉は、全然私の中から湧いてこない。

思っていないことは書けない。



ただ、彼はどんな人生を送ったんだろう、

もう終わりなんて、早すぎるやろ、

そんなことばかり思う。



Tくん、早すぎるよ。




スポンサーサイト



● COMMENT ●

No title

こんばんはー
南国の岩手は、
今日は34度でしたー
応援です。

う~ん、私も生まれ育った地元で暮らしてるんだけど、
自殺、事故、病気で・・・数人、男も女もいるなー
葬儀にも出たしー
その彼らの生活うんぬんより、やっぱねー
彼らは、なんか死神を背負ってた
目が死んでた


2015/08/09-11:16
こんにちはー。
立秋を過ぎて30度を下回る気温です。
涼しい!って、これが岩手の平年並みですよー。
今日も元気にいきましょう!
応援です。

人間は生まれた時、いつかは死ぬことになります。
それが、いつなのか?
生まれた時に、死ぬ時が決まってるとしたら・・・
40歳で自動車事故で死ぬとか・・・
50歳で病気で死ぬとか・・・
ありえない、と思うか、延命に努力するか、その行為も決まってるのか?

私の病気も、なるべきしてなったのか?命も助かったのか?

結局、判らないよなー、神のみぞ知る・・・


2015/08/10-13:40
こんにちはー。
今週もよろしくお願いします。
今日も元気にいきましょう!
岩手は、残暑ざんしょ~30度越えましたー!
今日も元気に応援です。

人生って、リセット、やり直しできない、
結婚を25歳から50歳まで、もう1度やり直しして、こっちの結婚が良かったとか~。

あー、私は貧乏だなー、あのカネ持ちに生まれたかったなーと思ったら、もっと悲惨な人生になるかも~
ま、でも若くして亡くなるのは残念である。

こんにちは

私の同級生も
病気で 手術をしたとか 入院したとか
最近 そんなことを 聞くことも 
以前に 比べて 多くなってきたので
いいくらい 年を 重ねたんだな・・と思うとともに
将来のことより 毎日の 1日 1日を 楽しく過ごすことを 考えよー なんて 気持ちになってきました

元気っすか?

仕事中に時々、同級生のことを思い出します。
ま、9割以上が女子ですけどね。
知らないところで色んな事が起きてますね。
良い事だったりそうでなかったり。
それもまた人生ってとこでしょうか。

重箱石さま


こんにちは。
またもやブログ放置でお返事が遅くなってしまって、すみませぬ。
旦那が帰って来ているので、PCの前に座る時間がありませぬのですわ。

それにしても、暑いですね~。
連日の猛暑、たまりません。
日中、外にいると焦げちゃいそうですわ。

夏は海の季節で、水温も上がるので、
海に入るのは気持ち良いんだけど、
海に入るまでが暑すぎて、暑すぎて・・・。

あの炎天下でウェット・スーツを着たら、拷問のようです。
海に入ってスーツが水分を含めば大丈夫なんですけどね。

やっぱり、このくらいの年齢になるといるんですね、
はやくも人生を卒業するっていう人が。
何だか、まだピンと来ないけど。

目が死んでた・・・って、私もそんなだったかもなぁ。
いつもいつも「もう死にたい」と思ってた時期は結構長かった。
でも、今はそこそこ楽しんでる。

そう考えると、死神から逃れることはできるのかもよ?
まぁ、ひとりじゃ無理だけど。

私の場合は、旦那がいるからがんばれる気がする。
旦那と一緒にいると元気になれる。
ひとりでもパワフルになれたように思うときもあるけど、
ちょっとならまぁまぁがんばれても、ずっとはひとりじゃ無理みたい。

自分の中の、底の方に少しでもパワーが残っていれば、
何かのきっかけや、誰かの助けを借りて復活することはできるのかも。

そういえば、うちの長男クンが、ちょっと前に母校の文化祭に行ったとき、
「高校生に戻りた~い」とつぶやいたのよ。
「え?戻りたいの?」と思わず聞き返してしまった。

私は戻りたいとは思わないなぁ。
どの時点にも戻りたいと思ったことはないなぁ。
戻っても、たぶん同じ道を選ぶと思うし。
そう考えると、あまり後悔のない人生ってことかもしれないね。

ただひとつ、女として生まれて、妊娠・出産を経験していないことが
心残りというか、残念なことではあるけど。
あ、それと、若い頃、もっと勉強をしておけばよかった、とも思う。

結婚に関しては、私は今の旦那しか有り得ないなぁ。
ちがう人とは考えられない。

旦那は再婚だから、前嫁と今嫁(私)を比べることがあるのかなぁ。
前の方が良かった・・・って思ってたら、悲しいなぁ。

そんなこんなで、長くなったので、このへんで~。



kotoneさま


こんにちは。

体のことは、何かと気になる年頃になってきましたよね。
疲れやすかったり、あちこちが痛んだり、思うように動かなかったり。
今のところ、大きな病気で入院・手術なんてことはありませんが、
そんなことがあってもおかしくないですよね。

いつまで体が動くかわからないと思うので、つい毎日焦ってしまうけど、
そんなにアクセクしても仕方ないかもしれないな、とも思います。

急いでも急がなくても、大差ないのだろうし。
それより、のんびり楽しく過ごした方が良いような・・・。

でも、毎日毎日家事に追われて、それだけっていうのも嫌だし。
心潤うようなことも必要~。

どうすりゃいいんでしょ?
難しいわ。


まぁさま


こんにちは。

同級生の女子のことを思い出します?
私はどうかなぁ?
男子のことと女子のこと、どっちが多い?
考えたこともないなぁ。
やっぱり、男子のことの方が多いのかもしれないなぁ(笑)

同じ地域に住んで、同じ学校の、同じ教室にいたはずなのに、
あのときの同級生達はみんな、どうしているんでしょうね?

今どきはfacebookなんてものもあるし、
もしかしたら、その気になったら知ることができるのかも?

ひとりだけ、facebookで繋がってる友達がいますが、
あれはいいですよ。

メールや電話のやりとりだと、返事を気にしたり、
時間の束縛があったりするけど、
fbだと気が向いたときに好きなことをアップすることで、
何となくお互いの近況を知ることができるから。

便利な世の中になりましたよね~。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

鍵コメさま


こんばんは。

Tくんにとって、小学生だった、あの頃が一番素敵な時期だった、のかな?
Sくんや、あのときの同級生たちと過ごした小学生の頃が?
その後のTくんのことを何も知らないので、わからないけれど・・・。

私はね、昔を思い出して胸がキュンとなることって、あまりないんだよ。
昔を振り返ると、大抵の場合、何だか恥ずかしいような気分になる。
そこには、カッコ悪くて、情けない自分がいるからさ。

恥ずかしいというか、見ないで~って逃げて、隠れたくなっちゃう。
ま、昔だけじゃなく、今だって全然冴えないんだけどさ。
だからなのか、あの頃に戻りたいって思うことは、ほぼないんだよね、私。

「あのときに戻ってやり直したい」と思う時点が一箇所だけあるけど、
戻ったとしても結果は同じだったと思う。
ただ、結果は同じだったとしても、後悔しないようにはできたんじゃないかとは思う。
私の中で、結果ではなく、そのころのことで後悔が残ることが悔しくて、悲しくて。

もしも、もしも、もしも。
あの時の結果が変わっていたら。
この年齢になった私は、どうしているんだろう?
考えると、ちょっとコワくなるわ~。


私ってばね、元々情緒不安定なタチなんだけどね、
ここのことろ、年齢のせいか些細なことでイライラしたり落ち込んだり、
うつ状態になることがさらに多くなったような気がするのよ。

でもね。
これまた年齢のせいなのか、無理に元気にならなくてもいいかなぁ~って思う。
日常の最低限度のことだけをこなして、あとはもう、「がんばろう」とか
「前向きに!」とか思わなくていいよね~って。
自分に甘いんだわ~。

流れに身を任せてゆらゆらと。
向かい風のときは、姿勢を低くしてその風をやり過ごす。

私は、こんな根性なしですわ~。













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://aoakaki2010.blog133.fc2.com/tb.php/715-10376f5f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

お世話する人、される人。 «  | BLOG TOP |  » 7月の読書記録 2015.07

プロフィール

aoakaki

Author:aoakaki
我が家は6人家族♪
ao(私):晩婚の働く嫁。
旦那:サラリーマン
伯太:長男(結婚して遠方へ)
仲太:次男
叔太:三男
じいちゃん
ばあちゃん

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最新記事

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類。 (953)
読書記録。 (34)
草花たち。 (43)
ダイビング。 (42)
鳥たち。 (78)
継母ごと。 (9)
親たちのこと。 (3)
音たち。 (56)
空たち。 (18)
ご飯たち。 (4)

フリーエリア

遊びに来て頂いて、ありがとうございます。

カウンター

ただいまの時刻

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR