野の花・白編 - 2016.04.14 Thu
子供のころは、 ヒヨコグサ ( 雛草 ) と呼んでた。
ヒヨコが食べる草だと信じてた。
お祭りなんかで買ってきたヒヨコに食べさせようとしたこともあった、あの草、
ハコベ ( 繁縷 ) っていうらしい。 ↓
うっ、漢字で書くと難しすぎる・・・。

ひとくちに ハコベ といってもいくつか種類があるらしく、これはたぶん、ミドリハコベ だと思う。
とっても似ている コハコベ というのもあって、花をパッと見ただけでは全然区別がつかないけど、
調べたところによると、ミドリハコベは茎が黄緑色、コハコベは赤紫色らしい。
茎は確か黄緑色だったので、 ミドリハコベ ・・・のはず。
ちなみに、ミドリハコベは日本古来の在来種、コハコベは帰化植物らしい。

花びらは5枚。
10枚あるように見えるけど、実はひとつの花びらに大きく切れ込みが入っていて二股になっているのだ。
野草に興味のなかった頃は、全然知らんかった。
直径5mmほどの小さな花、肉眼ではなかなかそこまでわからない。
英名 : C h i c k w e e d
というらしく、ヒヨコや小鳥のエサとして広く知られているんだとか。
子供のころ、ヒヨコグサって呼んでヒヨコに食べさせようとしていたのは間違いじゃなかったんだね。
こちらは、 ウシハコベ ↓

ミドリハコベに比べると、葉っぱがデカくて、たくましい。
なので、区別しやすい。
調べたところによると、真ん中の雄しべが5つに分かれているらしい。
こちらも花びらは5枚。
2枚に見える花びらが、根元のところで繋がっているのがわかるかな?

こちらはハコベによく似ているけど、ハコベではない花、
オランダミミナグサ ( オランダ耳菜草 ) ↓

あれ?
「 ミミナグサ 」 で変換すると、 耳菜草 または 苓 と出てくる。
苓 という一文字で ミミナグサ と読むのか???
うわ~、面白いわ~。
確か、長崎県に 苓北 ( れいほく ) 町 というところがあったと思うけど、
その名前を見たときに 苓 なんて字、他では見たことないな~と思ってたのよね。
この地名はミミナグサに由来してるのかな?
いやいや、考え出すと面白い。

話が脱線してしまったけど、このオランダミミナグサという花、ハコベに似ているので
「**ハコベ」という名前だろうと思って調べていたら、違ってましたね。
ハコベは、ナデシコ科ハコベ属
ミミナグサは、ナデシコ科ミミナグサ属
何が違うのか、花びらの切れ込み具合が深いか浅いかくらいしかわからないけど、
とにかく、ハコベではないようです。
以前は、みんな同じ小さな白い花、みんなヒヨコグサだと思っていたけど、
こうやって見てみると、いろいろあるんだね。
面白い♪
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● COMMENT ●
元気っすか?
まぁさま
こんにちは。
そうそう、野草の名前には大抵の場合意味があって、
その名前の由来を知るのも楽しいですよ。
なかなかそこまで覚え切れないし、時間もないですけどね。
面白いことは確かです。
私、思うんですけどね、もしも将来的に自由な時間が
いっぱいできたとしても退屈することはないなぁって。
野鳥や野草、自然相手の遊びはこちらの都合どおりにはいかないし、
ちょっと知りたいと思っても知れば知るほど、
さらにたくさんの種類の野草があって、野鳥がいるんですよ。
いくら時間が会っても足りないくらい。
体力さえあれば、お金のかからない趣味を見つけるのは
得意みたいなんですよ、私って(^^)v
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色々見てると漢字も覚えそうですねぇ^^